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最新記事【2007年04月10日】

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膀胱とは、単純に言うと、体の中にある不純物は外に排出される仕組みと
なっていますが、その役割を果たす一つの器官が膀胱です。
これは肝臓から送られてくる水分を一時膀胱に留め、ある程度溜まったら尿管を
通して外に出る仕組みになっています。

膀胱の位置は、体のお腹の下のあたり、へその下位に位置してます。
両側にある肝臓から真ん中の膀胱に尿管を通っています。
尿をする際には、膀胱から尿道をつたって排尿するわけですが、普段はこの部分は
膀胱頸部筋肉というもので閉じられており、自らの筋肉をコントロールによって
排出を決定します。

ここが赤ちゃんだったり、お年寄りだったりすると、筋肉の低下により、
コントロールがきかなくなってしまうので、介護が必要なケースがあります。

さて、この膀胱は一体どの位尿を溜めておくことが出来るのでしょうか。
大体平均で300~600ミリリットルとも言われていますが、人によりけりで、
1リットルを溜めておく事ができる人もいます。

しかし、実際に最大まで尿を溜め込む前に、体が反応してしまうので、容量の
4/5になると脳から信号が来て、排尿となります。
水風船と同じで、しぼんでいるときは膀胱は皮が厚いのだが、尿がたまって、
袋が大きくなると、実際には3ミリ位になってしまい、あんまりに我慢を
していると破裂するという現象も起きてしまいます。

そして、膀胱は体の調子を表してくれる大事な器官です。
膀胱に異常を来たすと、体の中に不純物が溜まる結果になるので、顔がだんだん
浅黒くなってきたりするサインがでます。
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膀胱がんと一概に言っても、種類があります。
一つは表在性の膀胱がんで、もう一つが局所進行性の膀胱がんです。
これら二つ供、目に見えて症状が出てきます。

他のがんですと中々気がつくことがなく、検査した時初めてがんとわかったと
いうケースがありますが、これらは普段の生活において、すぐ見分けがつきます。
では、その症状とは一体どのようなものなのでしょうか。
ずばり、排泄時においてわかるのです。
異常が起きてしまった場合、そしてがんの可能性が高い時に、血尿であったり
排泄痛が起きて、感知してしまうからです。

そして、このがんの発生原因というのが、喫煙が一番だそうです。
食べ物も慢性的に野菜(ワラビ・ゼンマイ)を食べていると、膀胱がんへの
誘発があるそうですが、タバコは更にがんへの誘発率が高く、そして男性の方が
圧倒的に発症しやすいそうです。その倍率は実に3倍。

年齢的に分けてみると、若者は殆どいなく、60歳以降のお年寄りの方に
集中しているそうです。

では、膀胱がんはどのようにして予防したらよいでしょうか。
喫煙している人は一番に禁煙をしましょう。

次に先程挙げた野菜の摂取を控えたり、体の循環を促すために水分の確保が
最優先になります。
実際に水分を多量に取っている人と、そうでない人とのがんの発生率は違いが
見られたそうです。

野菜は本来取った方が良いといわれていますが、慢性的な摂取は体に良くない
みたいなので注意をしていきましょう。
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膀胱炎は主に2つの種類があります。 それは慢性膀胱炎と急性膀胱炎です。
これらははっきりとした違いがあります。
違いを明確にした上でこの膀胱炎の症状を予防していきましょう。
慢性膀胱炎というのは、日によって痛みが生じたり、尿が濁る日と濁らない日が
あったりと、曖昧です。
そのため、今自分が膀胱炎になっているのかどうかもはっきりしないので治療が
遅いと言われています。

一方、急性膀胱炎というのは普段より尿に行く頻度が多かったり、何とも
なかった尿が濁ったり、又は排尿時において痛みを伴ってしまったりと
様々ですが、突発的に発生し、そのまま痛みが持続するので膀胱炎だと気が
ついて、病院に行くケースがあります。

では、膀胱炎はどうして発生するのでしょうか??
それは膀胱の内部にブドウ菌や大腸菌と言った普段は入り込まない細菌が
入り込んでしまい、炎症を起こすためです。
元々細菌は体内にいるのですが、これらのばい菌が入る事によって、一気に
繁殖をし、膀胱炎となり、痛みを伴い始めます。

この膀胱炎の傾向としては、男性よりも女性の方がかかり易いと言う事です。
それは、尿管が男性より女性の方が短い為、細菌が入り込みやすいからです。
そして、生理の時や過労の時は、体の抵抗力が弱まっているので、より細菌が
繁殖しやすく、膀胱炎となってしまうケースがあります。

しかし、慢性的だからと言って安心してはいけません。
その入り込む菌の中には悪玉もいます。
一度膀胱炎になったら医者に見てもらう事をお勧めします。

そして、治療方法は、水を多量に摂取し、体の循環を促す事です。
良くいらっしゃるのが、排尿時痛いからと言って、トイレに行く事を拒む方が
いらっしゃいますが、逆効果になります。

できるだけ細菌を外に出すためにも、常に水分を摂取しましょう。
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膀胱結石とは。別名で尿道結石とも言われていますね。
元々肝臓に発生してしまった石が一度膀胱に入ってしまい、そこから尿道に
行く為、尿道結石とも言われるのです。
しかし、肝臓に出来る結石が、膀胱に直接発生したなんていうケースもあります。
では、この結石の治療方法や解決方法はあるのでしょうか。
それはあまりに大きいものだと超音波を与え、砕くというものや、薬を服用して
石を溶かすといったものまで様々ですが、一番は自然に尿道から出てくるのを
待つという方法です。

多少力んで排尿をする事によって、段々と押し出され最後には出てくるといった
形になります。

しかし、尿道に石という事で、相当の痛みを伴います。
かといって我慢していると一向に解決に向かう事がありませんので
注意が必要です。

さらに、この膀胱結石は一度発生すると慢性的な症状ですので、再発が
考えられるのです。そして、石は一個だけではなく、膀胱にいる間にも大きくなる
場合だってあります。

尿の成分で、カルシウム等が含まれていると、それらがコーティングとなり
膀胱結石は大きくなります。
10ミリ以下の物は自然に排出されますが、それ以上大きくなると超音波等で
砕くしかなくなります。

では、少し見方を変えて、食事でも解決できる方法はないか模索してみました。
近年では、膀胱結石に対して、クエン酸がこれらの結石を溶かす事がわかって
きました。

クエン酸と言うと、魚や野菜が多分に含まれています。
後は尿が濃いと、また肥大化する恐れがあるので、水分を多くとって
体の循環を促しましょう。

最後に、膀胱結石の主な症状を記載しておきます。
・腹部に不快感や圧迫感を感じる
・腹痛。もしくは肝臓の辺りに痛み
・尿排泄時に痛みを伴う。
・尿の色がおかしい
・陰茎に違和感もしくは痛み
・尿の流れが悪い。詰まっている感じ

です。
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膀胱のがんは種類が分けられます。
そして、ほとんどが悪性のものが多く、腫瘍=がんと考えても十分だと思います。
手術は比較的簡単で、死亡するという事は殆どないのですが、実際に膀胱がんの
人口は増えてきており、今だと現在年間9000人以上の人が膀胱がんにかかって
しまっています。

膀胱がんは主に男性の多く、高年齢層です。
若い人の間ではあまり発症はしないものの、可能性がないとは言い切れません。
そして、膀胱に出来る腫瘍のタイプによって、がんの種類も変わってきます。
それはどの様なものなのでしょうか。
◆上皮内がん
悪性のがんに変わるケースもありますが、まだ比較的安全だと思って頂いても
結構です。
しかしがんはがんなので、早急に医者に行き、見てもらう事をすすめます。
放っておいてもがんは絶対に自然治癒しません。

◆表在性膀胱がん
良性の腫瘍です。それ故に、何度治療しても再発が起きてしまうケースが
ありますが、まだ良性の範囲なので安心しましょう。
これが放っておくと、上皮内がんになり、さらに何もしていないと悪性の次の
がんになってしまいます。

◆浸潤性膀胱がん
悪性の膀胱の腫瘍です。膀胱だけならまだしも、周りにある臓器に腫瘍が
転移するケースが非常に多いです。

膀胱だけでなく、他の臓器にがんが転移したら解決が難しくなるので、まずは
医者に行き、他の臓器に転移しないように治療しましょう。
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ずばり頻尿の事を間質性膀胱炎というのですが、細かい症状について
お話したいと思っています。
頻尿というのは、一日に何回も尿意を催してしまい、ひどい症状だと、一日に
50回以上もトイレに行きたくなってしまうケースがあります。

そして、この頻尿こと間質性膀胱炎というのは、膀胱に尿が溜まってくると、
痛みが生じ、排尿して、袋が小さくなると、また痛みが和らぐものです。
つまり、頻繁に尿意を感じた時に、それに逆らわずにトイレに行くように
しましょう。
しかし、治療中では気をつけなくてはいけない事もあります。
それは、刺激が強い物は極力避ける事です。
結局は膀胱にそれらが溜まり、外に出るため、刺激物は治療をかえって遅く
させてしまう事になるからです。

つまり、刺激が強い物というのは、すっぱかったりしょっぱかったり、
または辛かったり。
わさびやグレープフルーツ、他にも唐辛子やコショウまで関わって来ます。
これらの間質性膀胱炎の対処方法・予防方法はよく水分を取り、体の中にある
不純物の循環作用を促す事です。

頻尿が嫌だといって、我慢をしていると、いつまでたっても体の中から毒素が
抜けきる事がなく、治療がのびのびになってしまいます。

では、この間質性膀胱炎はどうして発生するのでしょうか。
今の所ストレスが最有力で候補に挙がっています。
職場環境や学校において、いつもリラックスした気分でいることが体にも負担が
かからないでいる秘訣です。

もしかしたらと思った時に、医者に行き、相談をしてみる事も、一番の近道
なのではないでしょうか。
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体には隅々まで行き渡っている物があります。
それは血液と、神経です。そしてその神経の役割というものは、
コンピューターの役割を果たし、手を動かしたいと思ったら脳から伝達させ、
それが手に伝わり、筋肉を働かせ、手が動く結果となります。
尿意も一緒です。
脳から尿意を感じ取り、トイレに行き、筋肉を動かす事で排尿するのですが、
この神経因性膀胱というのは、脳からの伝達がうまく膀胱に届かず、尿意を
感じている時にはすでに排尿してしまっていたり、逆に脳からの伝達がきても
排尿が無い場合もあります。

つまり、不可抗力になるので、自覚症状がありません。

では、どの様な時にこの神経因性膀胱が発症するのでしょうか。
これは膀胱が何か変化したと言うわけではなくて、神経の方に問題があります。

神経が圧迫されたり、傷がつく事で伝達がうまくいかないので、交通事故等で
脊髄損傷をしてしまったり、直腸がん、もしくは子宮がんを手術した際に膀胱の
辺りの神経まで傷ついてしまって、神経因性膀胱になってしまうケースが
あります。

つまり、発症自体が滅多にある事ではないのですが、気をつけようにも、事故が
起きてからでは遅いので、普段の生活において、背骨を傷めたりする様な事が
ある場合は気をつけましょう。

もし自分が神経因性膀胱になってしまった場合、まずは病院に行きましょう。
医者と良く相談をしリハビリやカウンセリングを受けるのも良いかも
しれませんが、実状ではこの症状が起きている患者はあまりいませんので、
それを専門的に治療する医者もいないのです。
焦らず、じっくりと治していきましょう。
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俗にいう、おねしょの事を夜尿症といいます。
しかし、子供だけがおねしょをするわけではありません。
これは大人も子供もしてしまう事であり、基本的には本人の意識とは関係なく
発生してしまう事です。

おねしょにも種類があります。
それは夜間夜尿症と昼間夜尿症です。

子供に多いのは夜間夜尿症で寝ている間に無意識の内におねしょをしてしまう
事であり、昼間夜尿症というのは、昼間、起きて入る時に、笑ったり、力が
入ったりすると、尿が漏れてしまう事を言います。
子供が良くおねしょをするのは年齢的に4歳前後です。
このおねしょの原因というのは、子供の頃はまだ日々のバランスがうまく整って
おらず、尿に対して規則的ではありません。
そして、尿を出す際に抗利尿ホルモンというものが増加するのですが、
子供はあまりそのホルモンが増加しないため、気がつかないうちにお漏らしを
してしまう結果となってしまいます。

昼間夜尿症は高齢者の方に多いです。
筋肉の緩み等がどうしても出てしまう為に、我慢ができずに尿が漏れてしまう
事をいいます。
これは自然現象にも近いので、予防対策はオムツ等をしましょう。

子供のお漏らしは段々と無くなっていきます。
では、そもそもの発生原因は何なのでしょうか。
それはストレスが原因となっているみたいです。

子供だからあまりストレスは抱え込まないと思いがちでしょうが、実際には
かなり繊細で、ちょっとした事でも頭に引っかかってしまって眠れない等の
現象が起きてしまいます。

治療方法としては、漢方薬や処方箋がありますが、一番は子供のストレスを
軽減してあげるサポートが必要です。
そして、おねしょをしたことに対して決してからかったりせず、親身になって
接してあげる事が子供のとっての一番の薬になるのではないでしょうか。
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膀胱の機能に障害が発生してしまい、人工の膀胱にやむなく変更をする事を
言います。

人工膀胱の機能は、そのまま、尿がたまる袋と、そこから尿道を通って排尿を
する役割まで果たします。

しかし、この人工の膀胱は体に全て収まるわけではなく、お腹の横の部分に
パックを装着し、そこに尿が溜まる仕組みになるので、今後ずっとパックを
つけたままの生活をしなくてはいけません。
あまりにも膀胱がんが悪化しすぎて、これ以上留めておいたら他の臓器にまで
転移してしまう恐れがあったりする場合において、人工膀胱を設置する人が
いるのです。

では、膀胱がんとは。
別ページでも紹介はしましたが、手術によって治ります。
または切除でも治療は可能です。

しかし、一つだけ言える事は、抗がん剤では絶対に完治はしないと言う事です。
つまり、抗がん剤で痛みや苦しみを紛らわしても、悪化は防げるかも
しれませんが治っているわけではないですし、逆に副作用がつらくなる
ケースがあります。

確かに、人工の膀胱を体内に入れるのは抵抗があるかもしれません。
ただ、抗がん剤をこれ以上打つのではなくて、完治させるために人工の膀胱が
あると思えばよろしいのではないでしょうか。

抗がん剤は現状維持の為の薬です。
仮にごまかしごまかしで膀胱がんを抑えたとしても、いつ再発するか
わかりません。

がんは本当に恐ろしい病気です。
末期がんまで来てしまうと、何かの犠牲なしには治療が出来ないと言う事を
認識して置いて下さい。なにより、がんになる前に治療をしましょう!

膀胱の病気を健康診断しよう!

膀胱の病気に関する情報サイトです。膀胱炎から膀胱がんまで症状と説明、そして予防対策まで記載しました!